「安心して永く住める家づくり」「大地震から生命・財産を守る家づくり」

基礎下減震システム

基礎下減震システムとは?

地震を滑らせるという発想

1960年(昭和35年)に大仏さまの大改修が行われました。50年以上も前のことです。この時、大仏さまと台座の間にステンレスの板が敷かれました。これにより、大地震が発生しても大仏さまは台座の上に敷いてあるステンレス板の上を、ス〜イス〜イとすべることができるんです。また大切な首の部分は強化プラスチックで補強され、地震に強くなりました。
 このステンレス板を敷く発想は地震に最も効果的な免震構造として、ビイック社の【基礎下減震システム】のヒントにもなりました。

建物の基礎の下に2枚の「すべりシート」を敷設することで、大地震時の建物の揺れを最大で震度5程度に抑えることができます。
大地震が招く建物の損傷・倒壊や家具の転倒・倒壊を防止することでできるだけローコストで「家族の命」と「住宅の財産価値」を守るための新しい地震対策です。

2枚の「すべりシート」を敷設すると、どうして建物に大地震がこなくなるのでしょうか?
そのしくみはコチラ、基礎下減震システム紹介VTRをご覧ください!

基礎下減震システムの特徴

  • 大地震の揺れを震度5程度まで低減
    重なり合った2枚のすべりシートによって地震の力を逃がすことで、震度7クラスの大地震の揺れを震度5程度に低減させることができます。
    ※一般社団法人ベターリビング技術審査証明取得時の振動実験結果によるものです。
  • 家族の命を守ります
    揺れの低減効果により、大地震が招く建物の損傷や家具の転倒を防ぎ、何よりも大事な家族の命を守ります。
  • すべりシートは高耐久で長寿命
    繰り返しの地震を想定した高性能シートを採用。長期間に渡り性能を維持します。
  • フリープランで自由な設計が可能
    基礎の下にすべりシートを敷くだけなので、自由な建物設計が可能です。

基礎下減震システムは何をどう守る?

  • 家族の命と住宅・家財を守る
    現在の建築基準法(建物を建てる際に最低限守られなければならないルール)は、「建物が震度5強の地震で損傷しない、阪神淡路大震災クラスの地震(震度7相当)で倒壊しない」ことを目指して定められています。
    阪神淡路大震災では亡くなられた方の約8割が家屋や家具の倒壊等による圧迫によるものでした。
    「基礎下減震システム」は、阪神淡路大震災クラスの地震がきても建物の揺れを震度5程度までに抑え、建物の損傷・倒壊だけでなく家具の倒壊からも命を守ることを目指して開発されました。
  • 限りある予算で守ります
    「基礎下減震システム」は、大地震から家族の命と住宅・家財を、限りある予算で守ることを追求したシステムです。
    費用が高額になり、また定期的なメンテナンスが必要となる機械装置を一切付加していない点が、免震住宅との最も大きな違いです。
    「基礎下減震システム」は高性能・高耐久の特殊なシートを採用することで、免震住宅の半額から1/3程度のコストで施工でき、長期間に渡り性能を維持します。

基礎下減震システムの信頼性

(財)ベターリビング『技術審査証明』を取得

「基礎下減震システム」は、揺れの低減効果、繰り返しの地震での性能安定性、シートの耐久性などについて、優良な住宅部品の開発・普及活動を目的として設立されている一般財団法人ベターリビングによる「技術審査証明」を取得しています。

東京都の開発助成事業に採択

基礎下減震システムの開発に際しては、東京都の「平成21年度新製品・新技術開発助成事業」に、数ある優秀な技術の中から選ばれ、開発を進められました。